Wallpaper* Handmadeは、スタイル、クラフトマンシップ、様々なテイストを大胆に掛け合わせた美しいオブジェを毎年展示しています。この展覧会のために、今年はスマイソンのクリエイティブディレクター、ルーク・ゴダディンが、ジュエリーデザイナー、アレクサンドラ・ジェフォードとコラボレーション。このコラボレーションで目指すものは?「愛を再現すること」に他なりません。好奇心をくすぐる物に溢れる、フランク・スマイソンのキャビネットを覗いているかのようなオブジェは、このコラボレーションでしか生まれないユニークな愛の形です。
スマイソンのスローンストリート店で行われたWallpaper*誌のウォッチ&ジュエリーエディター、Caragh McKayによるインタビューで、ルークはコラボレーションの目的についてこう語っています。「ロマンチックな愛から惰性的な愛まで、幅広い愛の形を作品内で表現すること。」スマイソンが得意とするレザーの使い方については、「貴金属を引き立てるため、存在感のあるレザーを繊細に、むしろ目立たたないように使うことを意識した。」と話しています。
ルークはコラボレーションの目的についてこう語っています。「ロマンチックな愛から惰性的な愛まで、幅広い愛の形を作品内で表現すること。」
例えば、22カラットのイエロー&ホワイトゴールドとスマイソンのウォールナットカラーのスムースレザーを使った作品、「Til Death Do Us Part Knot(死が二人を分かつまでノット)」には、結婚の出発点とも言える誓いの言葉がタイトルに使われています。コラボレーション全体を通して、ジェフォードとゴダディンは、我々を結び付けたり、時には束縛したりする、現実的、または形而上的な「ノット=結び目」をツールに愛を表現。見方によっては、繊細な糸で繋がれた愛からしっかりと結ばれた愛まで、愛の様々な過程を追っているようにも見えます。
ツタンカーメンの指輪やインカの結び目、そしてサムライの刀など、ジェフォードとゴダディンは様々なインスピレーションを元にモチーフやデザインを創り上げました。そして手書きの文字に込められた永遠の愛に敬意を表し、スマイソンのノートにそれぞれの指輪をディスプレイ。ディスプレイのセッティングは、ハードフォード州にあるスマイソンのワークショップで、経験を積んだ職人により行われました。
手書きのメッセージの大切さを守り続けるスマイソンと、そんなスマイソンを暖かく見守ってきたジェフォードのコラボレーションで生まれた’Love Knots’には、私たちを揺さぶる強い力が感じられます。人間を人間たらしめる「愛」という感情を捉えた作品は、芸術品の殿堂入りを果たしたといえるのです。
手書きのメッセージの大切さを守り続けるスマイソンと、そんなスマイソンを暖かく見守ってきたジェフォードのコラボレーションで生まれた’Love Knots’には、私たちを揺さぶる強い力が感じられます。人間を人間たらしめる「愛」という感情を捉えた作品は、芸術品の殿堂入りを果たしたといえるのです。